gavangavanの日記

書きたいことを書いております。

サマーウォーズBD版


視聴終了。
本編。BDだけあってキメがひじょーに細かい。とくにOZの世界のCGシーンはすごい粒度で表現される。うちのテレビが50inchでよかったと思う瞬間。音声はdiskに収録されているトラックが2ch PCMと、DolbyHDとdtsHDのみだったので、光デジタルoutしかないうちのホームシアターシステムでは5.1ch再生できんのか、と一瞬ビビったのだが、Panasonic DigaがちゃんとDolby Digitalとdtsにダウンコンバートしてくれたのでちゃんと聞けた。よかったよかった。

話の筋も描写も期待どおりいや以上の出来で永久保存版。公開鍵暗号素因数分解が暗算でできるのか、という点なぞどーでもよくなるような気分のいい爽快感と、すこしの寂寥感のないまぜになったような細田ワールド。安い買い物であった。

サマーウォーズナビ。本編側には監督と声優陣のコメンタリーが収録されているが、ナビ側には制作(おもに作画担当)側のコメンタリーが収録されている。本編映画を見せながら各シーンで横のスペースに解説やインタビュー動画のリンクがでてくるという趣向。これまたかなりの入れ込みようで制作されている。これがついてるだけでもBD版のほうが買いだとおもわれ。

2度目をナビで見直していくといろいろと見えてくる。こいこいゲームのクライマックスで登場するドイツの少年のアバター、あれはOZ世界のデフォルトアバターだったのね。twitterでいうところの鳥シルエットアイコン。これは映画の一番最初のシーン、OZ世界の紹介のところでアバター制作のシーンがあってそこにでてくる。これであの少年が特別な存在ではなく、どこでもいるふつうのユーザだということがわかる。
医者やってる三男の万作さんの初登場シーン、かれが携帯でなにやら数値とグラフをみているのだが、あれは栄ばあさんのリアルタイムのバイタルデータだね。のちのストーリー展開の伏線になってた。
次男の万助さんがスパコン用の電源として新潟から運んできたイカ釣り漁船の運搬用トレーラーがケチらした、スパコン運搬時のフォークリフト。あれ一度なぎ倒されて横倒しになったはずなのが、次の登場時、つまり侘助さんがRX-7で突っ込んできてまたしてもフォークリフトに激突するシーン。このときフォークリフトはちゃんと起き上がってる。つまりわざわざ引き起こしたのち再びなぎ倒されたってことか。これには涙涙。

BD版にはアバターをデザインに取り込んだ花札がついてくる。これはデザインがなかなかよくできてて面白いのだが、ボール紙に印刷された感じで高級感がもうひとつ。裏面が黒いのだがところどころ角がはげた札とかがでてくるので残念。プラスチック的にカチカチいう質感できっちりつくってもらったほうがよかったかな。痛みそうでとても遊べない。売り物としてはちゃんと耐久性をつけたものを別途発売するのかもしれない。

箱は非常にデカイ。はてこれをどうやってしまっておこうか。
特殊装丁版はここがまいど悩ましい。

それにしても久々に買って満足なタイトルであった。