gavangavanの日記

書きたいことを書いております。

aikoに会った。LLP13 add final @大阪城ホール(7/8)

元気でしたか?

熱気とスモークで薄曇った照明の乱反射する天井を見上げながら、アリーナにはいって自分の席のところにいくと各シートに置いてあるアンケートとファンクラへの入会用紙。ライブでいつも普通に見かける光景。アンケートはもちろんライブが終わったあとにいろいろ感想や要望書いてね、という意味だということは、あまりあししげくライブにいったことがない私でも容易に理解できる。いやできたはずだったんだ。

でもaikoは違うんだね。

元気でしたか?

アンケートの1番最初の質問。いきなり泣きそうになった。まだはじまってもいないし、みんな会場にはいってすらいないんだから。まったくなんてこったい。

これはアンケートなんかじゃなくって、aikoからの手紙なんだね。返信欄付きの手紙。この手紙をもらった時点で、今日のライブが自分のなかでどこへ向かっていくのかは、もうどうしようもなく決まっていたんだ。

aikoと会えた

aiko Love Like POP 13 追加公演ファイナル@大阪城ホール。いってきたよ♪。

aikoの第1声はみんな元気だった?。ガツンとくらった。いつものセリフなのかもしれない。たぶんこれがaikoのライブにいってる人が行き続ける理由じゃないの?ってわかった気がした。すでにこの時点で涙腺スイッチはオンされていたように思う。

aikoの良さは日常への染みとおり方というか、聞いてる人にとってはaikoの曲は日々の景色の一部なのね。だから歌を聞くとその歌が鳴っていたシーンがリフレインするし、シーンに出会うと歌がガツンと想起されて。

で。元気じゃないときにはいつのまにかaiko聞いてるんだよ。元気なときも聞いてるけどはまってるときに聞いてた歌が聞こえてきたらちょっとフラッシュバックできついときもある。でもライブいってそれがひっくり返ったのね。その歌流れてきたら、歌の中のaikoが「元気だった?」と聞いてくれるようになった。

帰りの電車の中で気づいたんだけどこれは結構驚きだった。でも結局泣かされるんだけどねw。

そんでもって。aiko、会場からaikoーって呼ばれたら律儀にほとんど全部に返事してるのねw。


「はいよー、何ィ?」
「はい、なによー?」

って。あの返事をしてる、聞き返してるaikoが全部の歌の中にいたんだわ。これはいままでさんざ聞いてきても気付けてなかったかなあ。

共同幻想。そういって解釈してもいいんだけど(別に否定はしない)所詮他人がどう思っているかなんて想像するしかないので、こっちの想像の中で事実ならそれは事実だと。歌とか音楽の受け止め方は人の数だけあるとおもうので、それが私にとってもaikoならそれはほんとうなんで。

歌が好き、曲が好き、ではなくなってしまった。aikoが歌ってるから好き。ツイッターはじめてわかってきたけど、興味の導線が人を軸に廻っているんだと思う。人を知りたいし、人とつながることの意味を知りたい。同じメロや詞をaiko以外の他の人が歌ってもここまでハマらないかもしれない。

aikoは体小さかったけど、城ホール小さく感じるくらいの体感的大きさだったね。彼女にとっては観客席のすべてが手に届くくらいの距離感みたい。たぶん一人ひとり全部見えてるんじゃないかと。見えてるというか見にいってるっていうか。

で。aikoは公演中ありがとうを何回言ったか?数えた人はいませんかw。100回くらいは言ったと思う。


「口にだしたらすり減っちゃうとかいうけど、そんなことないからね」
「言葉は何度でもいったほうがいいんだからね」

ともいってたから有言実行だ。私にはそこまでできそうにないけど、aikoの名前を叫ぶくらいはなんとかね。1回だけですがw。

歌、詩、唄。

歌やパフォーマンスの様子についてはあれこれレポートできそうにないですw。もっと詳しい方がいいレポしてくれるとおもいます。

OPのKissHugのときに、スクリーンにLLP13のロゴデザインがフェードインしてきて、そこにfinalの文字がかぶってくるシーンはよかったなあ。一番最初にいきなり感動してどーすんだという気もするけど、感激屋なんだものいいじゃない。

夏が帰る、からのアップテンポでがんがんといってアドレナリンは出まくりだったんだけど、カブトムシはやばいです。1回目の泣き。

メドレ−から、beat、カケラを残す、milkまで最高のノリのあと、aiko曰く


「この流れを完全に止めちゃうようなムービーですけど?」
「ファイナルに来てくれたみんなには絶対見て欲しかったので」

LLP13追加公演の予告ムービーの上映。ワロタwww。aikoジェイソンですか。13ですけどねそりゃ。これに続いて、ビーマス。これは最終日のサプライズだったみたいです。この曲はきっとくるんじゃないかとおもって前日および会場までの電車のなかでリピートして予習してましたからアタリでした。

メンバー紹介のあとの戻れない明日、一旦はけてencoreでのキスが巡る、向かいあわせ。向かいあわせはキマス。あれいろいろな解釈できるからハマるといってしまう。2回目の泣き。

これで1回目のencoreはおわりかなあ、と思っていたら花道途中でアカペラ。自分的にはここが今回の最高潮だった。

えりあし。

もう泣けといわれてるに等しい(なにがそんなに?などということは、こんなところで書けるわけないじゃないっ)。爆涙(;_;)。もちろん生えりあしははじめて。強烈にpositive feedbackがかかった状態で戻ってきたので、この曲はたぶん今後どこでかかってもボタンを押されることになると思う。

このあとスクリーンで今日のメンバーとセットリストの紹介が流れて、暗転。ふつう終わるんだろね。実際昨日はこれで実質おわりだったみたいだけど、今日はファイナル。絶対あるよね?といってたらやっぱりでした。

ダブルアンコールで、帽子と水着と水平線。もちろんこの歌はわかってたけどタイトルがわかってなかった(適当なんですそのあたり私w)のでセットリストから補完してます。

最後。aikoがあいさつしてくれました。これでほんとに最後。元気でまた会いましょうと。


「背中にこりこりとかできたらちゃんと診てもらうんやでー?」

それはなんなんですか?w。でもaikoもね。アカペラで、約束。この歌がここでくるんだね。

その日まで

会場から外に出て、街灯がアスファルトを薄暗く照らしているなかにへたりこんで、aikoへの返信をかく、書く、描く。周りを見わたしてもみな壁にむかったり地面に座ったり、思い思いの方法で思いのたけを手紙に綴っている。A4の表だけじゃ足りないくらいみな書いてる。なんか試験のカンペみたいになってる人もいて、それはそれで必死さがよくわかるw。

そう、この日はツアーファイナル。この時点ではよくわかってなかったけど、1年にわたってライブをつないで走ってきたaikoのツアーの最終日。これでしばらくはaikoに会えないわけで。aiko diaryをみるとaiko自身も同じ想いでいるみたいね。歌はいいです。なにかがつながるので。ただ音楽じゃないんだね。ただ歌じゃない。そのコアにaikoという人がいるのがみえるからいい歌、いい曲。そう思う。人を好きになれるから、人とつながれる。

だから、昨日まではaikoの歌が好きな自分がいて。でも今日からはaikoが好きな自分がいる。ああよかったと思う瞬間。

元気でしたか?

元気じゃなかったけど元気になってもどってきました。そしたらそこにaikoがいたんだ。そうゆうことなんです。

いつかまた逢える日が来るでしょう
その日まで必ず元気でいてね

約束 / aiko

P.S. たぶん。自分一人だったらチケとってライブにはいってないんです。aikoが超絶好きな人が誘ってくれたから、あの時間と空間の交点に立てたのは間違いなく。これも人がつながっているからですよね。人と人の交差点。テクノロジーがくれた暖かい贈り物かもしれません。
kkさん、ありがとです。

P.S.2 早くこのファイナルのDVD/BDだしてくれーっ。 いんです。もしでればどうせうちのTLの販促員さんが勧めるに決まってるので、最初から買うと決めておけば財布の痛みも最小というものです。

aiko Love Like POP 13 追加公演 セットリスト (2chより転載)

オープニングKissHug(アコースティック)
1夏が帰る
MC
2赤いランプ
3愛の病
MC
4リップ
5鏡
6リズム
MC
7カブトムシ
8甘い絨毯
9花火
MC
10私生活(サビ頭アンプラグド.Ver)
MC
11横顔
12メドレー(あなたと握手〜陽と陰〜Mix Juice〜なんて一日〜マント〜前ならえ。〜ナキ・ムシ〜シアワセ)
MC
13beat
14カケラを残す
15milk
16どろぼう(メンバー紹介)
MC
17戻れない明日
‐encore‐
18キスが巡る
MC
19向かいあわせ
MC
肉声でのあいさつで帰ると見せかけて
20えりあし(サビ頭.Ver)
帰りながらアカペラ
〜エンディング〜学校(インスト)でメンバー紹介、カブトムシ(インスト)で手書きのセットリスト〜

最終日7月8日のみmilkの後、LLP13追加公演の予告ムービーとbe master of life
さらにカブトムシ(インスト)で手書きのセットリストのあとダブルアンコールで
帽子と水着と水平線(1番の最初替え歌)

LLP13追加公演最後のアカペラ
4月26日(土) 国立代々木競技場第一体育館 約束
4月27日(日) 国立代々木競技場第一体育館 約束
7月7日(水)  大阪城ホール        約束
7月8日(木)  大阪城ホール        約束(替え歌)

7/8の約束(替え歌)の歌詞

今日は最後までありがとう
終わるのがさみしい だけどまたね
かならず会いましょう
みんなありがとう

7/8の帽子と水着と水平線(1番の最初替え歌)の歌詞

それは偶然で あの日雨が降ったから
みんながいたから もう一曲歌うわ