gavangavanの日記

書きたいことを書いております。

GTTF 2nd Liveにいってきたよ。


3/7(木)にルミネ the よしもとで開催されたイベント、GTTF 2nd Live ~Style "Conte"~に行って来ました。
私にとっては2回目の東京遠征ということになります。1回目は六本木で行われたまね1GPのイベントになぜか当選してしまって、じゃいくかっ、ってんでいってきたのでした六本木ムチャぶり座談会いってきたよ。 - gavangavanの日記

今回はなんといっても前回の初ライブにはどうしても参戦することができず、涙を飲んであきらめたあのGTTF、参戦しただれもが昨年2011年一番の出来と評価してやまないあのGTTF、女帝超絶アドリブランド天国のGTTFです!。やってきました新宿!。いやどうということはないのですがw、どうもこの都会は雰囲気はだめですな、身の置き場がなくて。大阪がなつかしいw。しかしルミネTheよしもとのロビーはテレビ通りもあっていつもの雰囲気、それよりもなによりも、ロビーで開場待ちしてる面々のテイストが、ああ完全にいつもの女帝イベントwww。ホームだなあ。でも知り合いもわりと少ないので、そのへんはアウェイ。関西組もちらほらいるあたりがアレですが(人のことはいえない←)。

GTTF 2nd LIVE Style "Conte"

さてさて、内容についてははっきしいってうろ覚えのため、例によって完全レポートなどは他の方におまかせをいたします。

を参考にさせていただきました。ありやとやんすー♪

内容を簡単にならべると(タイトルはきっと前回同様全部頭文字をとったらGTTFになるんでしょう、「原付免許、取る、取らせる、二人」とかあったので)、

  1. 前回に引き続き向さん出落ち
    • また出落ちwww。前回傘だったけど今回はガリクソンから借りたというアスカコスの向さん。
  2. OP V(Shooting for the Future Space)
    • 1st Liveの模様を入れ込んだPV。
  3. コント:カフェで語らう女友達
    • しずるのあるネタに近い、といえばわかるひとはわかる。仲がいいと言いつつ実は腹の底では…というのをうまくスポット照明を使って演出。腹の底をみせるのは常に向さんの方ですがw。つか女帝さまのキャラは見えすぎなのでスポッティングする必要ないという。オチは予想どおり。
  4. Vネタ:早希に原付免許をとらせよう企画Part1
    • 10年ぶりに原付免許再挑戦!ってどっかでいってましたっけ?なんか覚えがあるんだけど思い出せない。これだったわけですね。でも僕はこのVで原付と出た瞬間に確信してました。
      合格できるわけがない!!!www
      無理です。いまここで受かるなら以前受けた時にうかっていたはずなのです。基本○×問題なのになぜ間違えられるww。
  5. フリートークコント:覆面した向に監禁された早希。質問攻めに肉体的虐待w
    • 虐待といってもハリセンと酢蒸気と超音波マッサージですがw。この超音波マッサージ、シートを手の甲に張るんですが、こないだのつぼみが沢山でたときのパイセンフレンドパークでやってましたね。あれすぐ剥がれるので問題なんですが。しかし会場に鳴り響く女帝の絶叫w。女帝さまはまじで叫ぶとガラガラと喉がなります。なのであれはガチです。
  6. Vネタ:早希パパエルに向さんが電話インタビュー
    • 女帝さまの天然はまちがいなくこのパパエルから引き継がれていると見て間違いないw。このお父様、ガチで娘の出演イベント観覧とかブログチェックとかやっておられます(ここも覗かれていたりするのかしら?)。天津のチャッターボックスに早希ちゃんがアシで出ていたときもブース前いってたそうです。それで向さんを知っていたと。さすが。
  7. コント:早希占い師
    • GTTFだと向さんが右、早希ちゃんが左、という立ち位置を想像してしまうのですが、このコントは逆。ボケ・ツッコミにかかわらず話をドライブするほうが右にいる気がします。つまりこのコントは早希ちゃんがボケでドライブしてます。このネタは早希ちゃん作なのかもしれません(テイストがそれっぽい)。イラストがねえw。また妖怪かwww
  8. Vネタ:早希に原付免許をとらせよう企画Part2
    • 問題をやったんだけどことごとくあかん。運行前ー>うんこ前、のボケは天然ではなくて、女帝さま渾身のintentionalボケだと僕はおもってますw。おめでとうちゃんと炸裂しましたwww。
  9. フリートークコント:覆面無し早希wに監禁された向。質問攻めに精神的虐待w(強制的にスベリネタさせられる)
    • 皆さんいってますが、今回は前回大ヒット作だった「姫」ネタがなかったんです。僕は途中でフリートークコーナーがでてくるか、とおもってたんですが、そのかわりにこのネタだったのかもしれません。基本線だけ決まってて展開はアドリブまかせでした。早希ちゃんがドライブするネタなわけですが(あ、立ち位置左やな、いきなり前の説が破綻したww)ほんとに何も考えてなかったな?w。しかし、向さんが痛がって剥がした超音波マッサージのシートをうっかり手にもって
      早「いたいたたたたたたた!」
      は爆笑ものwww。
  10. Vネタ:向さん母に早希ちゃんが電話インタビュー
  11. コント:GTTF漫才でオーディション?
    • いきなり「どうもーーGTTFですーよろしくおねがいしますー」って始まったので、コントがっつりのはずなのに漫才やるの?って不思議におもってたのですが、ひととおり型通りの漫才がおわったあと(しっかりウケていた)、実はオーディションにむけて練習をしていた漫才コンビのコントだったという、1フレーム外へ枠を外して展開するネタ。このあたりの構成がやはり秀逸である。構成論についてはあとで再度考察。
  12. Vネタ:早希に原付免許をとらせよう企画Part3
    • 門真の運転免許試験場www。ほんとに来てます。ほんとに受けたかどうかまでは映っていませんからわかりませんが、無事合格したなら最後のコントで原付に乗って登場、不合格ならバイクのモノマネで登場、さあどっちだ?!という予告アオリ!
  13. コント:早希主演のブログ旅パクリ番組のディレクターが実は砂漠だった
    • 早「ブブンブンブンブンブン!!」
      wwwww。だからいったじゃねえかwww
      これで10年後にまたリトライかw。コント中、実際にサイコロふって1だったんだけど、あれは1出るサイコロだったんだろうか。向さんのカメラ映像は会場のプラズマに写ってた(女帝さまを舐め回すように撮影)んだけど、あのカメラの使い方は今回のイベント中一番の謎。なんかしかけてくるかな?とおもったけどそうでもなかった。
  14. コント&コンサートライブ:客いないので向が客一人とメンバーSEIを二役やって死ぬw
    • 向さん走る走る走らされるww。ドリフ的コントですが、これはこれで鉄板であるw。やった曲は2曲。Shooting for The Future SpaceとThrow the Umbrella。サビにおけるフリまで向さんが指示。観客いない想定のコントなのでエアー観客にむけてのひとりごとだったわけですがw。コントの最初のほうでフリの練習をしたので、早希ちゃんがぐちゃぐちゃいって歌うのゴネてると
      向「早くしないとみんなわすれてしまうー」
      wwww。
  15. ED:ショートトーク&告知
    • EDのVにつづいてエンドトークと告知ですが、まだ書いちゃいけないのか?アニメ座です。もうすぐ正式告知でますんで。

という感じになります。見てないひとにはよーわからんまとめですねw。ネタバレを極力抑えるとこうなりました。なぜネタバレを防ぐのか、というとですね、
GTTF大阪公演あるかも!!
だからです。ツイッター他にはもうレポが出ていますが、エンドトーク内で、女帝さまの口から大阪でもやりたい、という発言があったわけです。向さんもまんざらでもないらしく、


向「今までのよりぬきでやるとかね」

と受けてました。以前では東京でのみやる意向、という感じでしたが風向きが変わってきた模様です。というのも、監禁ネタの中で向さんが「東京にくるのか?」というぶっちゃけ質問をぶつけたところ、

早「さらさらないですっ」

と女帝さま全力否定されたからです。たしかに昨年末あたりからどうもご本人もよしもとも、本気で東京進出を進めているとは思えない動きばかりだったので(大阪のマンション模様替えとかね)、ははんやっぱりーという印象でした。周りの意向というよりはご本人の強い意思って感じがしますね。

向「旅もゴールしたらしいじゃないか?」
早「ゴールしたから東京いくってきまってるわけじゃないです!」
向「つづきがあるのか?」
早「ないです!というか、聞いてません

聞いてないっていうレベルか!!www。まだ疑ってるな?騙しがくることを。

向「今度は北海道あたりでやるってことはないのか?」
早「北海道はどうでしょうがあるからだめですっ!!

wwwwww。たしかにな。道内の旅は、本家どうでしょうが212市町村企画で地獄をみたためたった2回でお蔵入りしたくらいですからねwww。やめたほうがよろしいw。

他にも「やっぱり関西が好きなので」という発言もあり。それにしては関西のお客に冷たくないですか?っていいたい気分もありますが←、関西拠点で4月以降は進むんでしょうか。そうなると看板番組がますます必要ですねえ。ロケみつでどうなるのか、あほすき、ピーチケ、祇園笑者、気になりますな。

【3/9追記】


昨日のイベント、来てくれてありがとうございました!
めちゃめちゃ楽しかったです!
1人の単独も楽しいし誰かとイベントするのも楽しいし、
向さんの彼女さんに会えたのも楽しかったです!
コントコントコントのイベントでしたが、最後はコントの中とはいえ、ライヴみたいに皆さんが盛り上げてくれたのはすごく嬉しかったです


(中略)


あと、エンディングで私が言った「関西でもやりたいですね〜」は完全に、唐突に勝手に言ったので、周りは「え!?」となったみたいです(-゜3゜)ノ

桜 稲垣早希のブログナイフ: 向+稲垣=ん〜まい!

ああ、勝手にいいだしたことなんですねw。その割には向さんのノリは、それもありかなーという含みをもった印象でした。東京に出てくるならともかく、大阪を基盤に活動すると覚悟を決めたのであれば、GTTF自体も関西に出ていかざるを得ないわけで、そのあたりの理解もあるのかもしれません。

GTTF参戦しての感想および考察

ツイッターに昨日書いた話を少し整理してまとめます。

向さんはやはり期待を裏切りませんね。ネタ一つ一つについても、そしてイベントの全体構造についても、ある種の思想を感じます。ご本人がどの程度意識してやっていることかはわかりませんが、偉そうな言い方を許してもらえれば、まずよくできていると感じさせてくれます。

女帝さまについてもどこでどうあのボケを活かすか、練られている部分もあるし、アドリブランドな展開でもさすがの瞬発力で切り返しさばいていきます(もちろん計算外も多々あった模様で)。女帝さまのああいうイジリ方ができる芸人さんはたぶんいまの関西にはいないとおもいます。いるとしても、八光、シャンプーハットてつじ、千鳥ノブくらいですが、自由に泳がせておいてバッサリぶった切る、と見せかけて実は切られてるのは自分のほうだった!、みたいな裁きができるのは、たぶんこの人くらいだろうと思います。

今日に至ってはいま説明したネタ構造(切っていると見せて切らせている)を、単一のネタに仕込むだけでなく、複数のネタを相似型に作りこむことで(監禁ネタ2編)、イベント全体構成の中にも一つスケールの大きな「切る・切らせる」の構造をフラクタルに作り込んできたわけです。
向清太朗恐るべし!!

今回実際に構成をこの目で見てやはり確信したのは、ネタの立体構造がいかに重要かということです。ライブにおけるネタのシーケンスを最初から連綿とみてる観客だからこそ理解可能な引張りと落ち。本質的には内輪受けの延長線上ですが、それを単なる内輪受けに留めないのがライブにおける「小屋」という時空間。小屋の中での出来事は演者と観客にとってはそれがワールド全体という枠がはめられているので、すべてを見ている我々にとってはもはや内輪受けではないのです。そして、その構造のライブ終盤における華麗なる時間的接続(→原付試験)。こうやってみてくると見事という他はないでしょう。おもしろいのにはちゃんとわけがあるのです。女帝単独に全く欠けているものは実にこれだといえます。昨日ライブを見た人なら僕のいってることが腑に落ちるかとおもいます。



【3/10追記】GTTFブログ向+稲垣早希=ムカサキ!: MVPのコメに書いたのですが、つらつら考えていたのですが、ライブの構成自体も"GTTF"をモチーフにしているのかもしれません。各コントやVネタのタイトルは今回も"GTTF"をモチーフにしてると思われます。とすれば、2nd LIVEにおけるネタの構成は?

つまり、まず"G"->"F"の構成が軸になる("原付免許"Vネタからラス前のブログ旅パロディコントオチへの着地)。この太い軸を中心にして、その流れの間に"TT"が入っている(中盤の相似形な、"双生児(Twins)"的な監禁ネタ2つ)。これで"G->(T/T)->F"。残りのネタは修飾的に配置される。

あのバッハも自分の名前"BACH"をモチーフにして曲をつくったそうです(BACHを音名とみなす。Hは「シ」。Bはドイツでは「シ♭」)。あり得ることです。深読みしすぎな気もしますが、向さんならこれくらいのイレコミはやるかもしれない。


今回のライブ、私は初参戦でしたが点数をつけるとすれば85点を付けたいと思います。絶賛してるわりに90点いかないのはなぜか?といぶかる向きもあるかとおもいますが、がなかったので。あのコーナーはレポと伝聞でしか聞いていないわけですが、フリートークにおける我らが女帝さまの超絶天然ボケを生かし切った最上のコーナーだと思っています。今回の監禁ネタはかなりこれに近かったとはいえますが、ストーリーがある分早希ちゃんには自由に発想できず、みずから枠にはまり込んだ感があります。実際一番面白かったのは、風船トラブルにマッサージシートというハプニングなのですね。仕切る側からするとこんなにもしんどい話はありませんが、決まった時は最高に笑えますから、是非アドリブランドなコーナーをまた復活させて欲しいと思っています。

最後に。やはりGTTFは期待を裏切りませんでした。お金をかけて遠征する価値のあるライブです。この作り込み感は演者自身が好きじゃないとたぶん無理でしょう。それだけに頻度をあげることは難しいと思いますが、ツアーも念頭に置いて年に1,2度やってほしいものですね。今後共最重要イベントと位置づけてウォッチしていきたいとおもいます。