gavangavanの日記

書きたいことを書いております。

8/30のロケみつ:久々の緊張感あふれる好エピソード。


ヨーロッパの旅史上一番過酷な夜。
でも、一番救われた夜でした
今朝、サイコロでを出してしまった私は
この時点で26ユーロ(2600円)しかありませんでした


安い宿を探してもユースホステルは無くて
途方にくれてたときに声をかけてくれたニコラという男性。


みずしらずの私のために、
夜遅くまで一緒に宿を探してくれました


実はこの街の人では無かったので、
仕事を終え電車で帰ろうと駅に来たところに
私を見つけて声をかけてくれていたのでした


その事実を後でしりましたが、
実は私の宿が見つかった時間はかなり遅い時間で
終電は無くなっていました


自分のことよりも私の宿を優先して探してくれたニコラ
感謝してもしきれません

ロケみつ | 目指せ!ポルトガル ヨーロッパ横断ブログ旅: 救世主

このところ1時間SPとしてどれかの旅だけをまるまる放送する形式がよくあるロケみつ・ザ・ワールド。オリンピックもあったし飛び飛びになることが多く、もはや旅が現在どういうシチュエーションにあったのか思い出すのも一苦労な感じで感情移入などはるかかなただったわけですが、今回は違いました。たぶん数あるロケみつウォッチングサイトの中でも一番の辛口サイトと自負する(←そんなことを自慢するな)本ブログが自信をもって太鼓判を押しましょう。

90点出します!!

いいエピソードでした。ツイッタで実況したときはいきおいで95点つけましたが、2点ほど突っ込みどころがあるので90点!。それでもA+です。少なくとも西日本九州編以後ではピカイチのエピソードでしょう。

観点はいくつかあります。ヨーロッパ初サイコロ1で所持金がなかったこと。これによって行動が著しく制限されました。もちろんイタリアでは無名の女帝さま、関西縦断や四国一周の頃に近いわけですが、この場合さらに過酷になったのは言葉が通じないこと。それでも以前よりは英語のフレーズをよく口にだすようになってはいますが、リスニングとなると当然また別で、よほどでないとスタッフが助けない(スタッフはすくなくとも英語は聞き取れているはずだし、同行スタッフにイタリア語が使える人がいてもおかしくはない)ので、純粋な資金状況以上に過酷になっているのは確かです。

そして今回の主役といっていい青年ニコラ。彼がいなければ、いかに過酷な状況とはいえここまで耳目を惹きつけるエピになったかどうか。ブログ旅が旅先で出会う人物のキャラに相当な部分を依存していることを思えば(関西縦断から実にそうであった)、この巡り合わせは神が与えたもうた幸運だったかもしれません。バーリはこないだの漁船おじさんといい、話題の宝庫となりました。

声をかけてくれた直後はともかく、おそらく彼は彼女の旅がテレビの企画であることは承知のうえで付き合ってくれたはずです。以前であれば、親玉Dのカメラは遠くからズームで狙うポジションで、女帝さまの会話相手には意識できない位置から撮影していましたが、今回は最初からビッタリとはりついてカメラを構えています(注:もっ早希で女帝さまもいってましたが、いろいろな情勢からリスク・マネジメントには留意しているロケスタッフ、一人で放置するような撮影形態は今後取りにくいでしょう)。スタッフはさらに数名ついているはずなので、そもそもお金がなくてほんとに困っているのではない、ということを彼は重々理解していたはずで、そうでなければあそこまでとことんつきあってはくれないはずです。

早希ちゃんの英語力でどこまで番組の企画であることを伝えられたのかはよくわかりませんが、スタッフがある程度説明をしたかもしれません。それを承知の上で、あの親切なのです。この見方は正直番組の旅のフレームの外からの解釈なわけで、本来の番組の楽しみ方からすれば邪道なのかもしれませんが、そもそもこのブログ旅自体が旅人の仮想と現実のオーバーラップからくる共鳴現象みたいなものと思えば、それもまたありでしょう。

ともかくも、それまで言葉の問題で有効な行動や質問ができずじれったい展開に終始していたところが、この青年のおかげで俄然話が進むようになったことは番組的にも幸いでした。ホテルがどこにありそうか、聞いてもらって前に進むことができるからです。結果としてどのホテルも資金が足りない、あるいは見つかったけれども満室で入れないなど。いつもの無用な引っ張りを施さなくても十分見応えのある展開となりました。

でなければ、最後に一発逆転がおきたあのホテルのあった旧市街を夜の夜中にうろうろするなどという、下手をすると危険かもしれない行動もとることができなかったでしょうし、おかげであの陽気な人たちのパーティのお呼ばれにもあずかれたという、これまた良い展開にもなりました(旧市街が危険かどうかは都市や時間にもよる)。

もひとつどうしても番組に引きこまれてしまった要因の一つは、あるホテルでのニコラと女性店員のガチゲンカでしょう。なにせ罵り合いが頂点に達して、なんとロケみつ史上初となる
音声ピーーーーー!連発wwww

しかし、この爆笑の裏側で、あくまでも真剣に早希ちゃんを助けようとする好青年ニコラのキャラが完全に確立した瞬間でもありました。これが最後のホテルでの大幅特別ディスカウントにつながったわけです。

10点引いた理由のひとつは、ニコラとの出会いが早すぎたためにそれほど追い込まれてなかったところでしょうか。ごはんは食べれてなかったわけで、そこら辺は考慮に値しますが、演出として若干弱かったかもしれません。あとはネルカードがあるさ、という視聴者心理もあります。

もう一点は(こちらのほうが主要因ですが)、このニコラのキャラ立ちに対して、早希ちゃんのキャラが外に立ってしまったことです。このお金を使って泊まれ、どうせ消えてなくなるお金だから、と差し出してくれるニコラに思わず涙が溢れるシーンは、ゴールの涙とはまた違う印象深いカットになりましたが、ここから早希ちゃんはニコラに何かを返さないといけないわけです。そのカウンターがいつ出るかいつ出るかと思ってジリジリしていたのですが、なんとか最後の最後に精一杯の英語で伝えられましたね。


早「(When) You go to Japan, I give (you) hotel in japan.」

かなり強引な言い回しですがw、これはちゃんと伝わりました。これがなければオチがつきませんから、親玉Dもそれはそれはやきもきしてカメラを回していたんじゃないでしょうか。

それでも総じて緊張感のあるよいエピソードになったおかげで、番組全体の勢いもすこし持ち直すのではないでしょうか。OAコメ数も3200件ほどでしたが、来週は増えているかもしれません。どうせならその後のサイコロで2連続1だったらさらにガチ盛り上がりでめっちゃよかったんですがね、よけいな煽りが強すぎるから4なんかがでるんですよ←。しかしこれでバーリ脱出で次のチェックポイントへ。次回新展開ですね。