gavangavanの日記

書きたいことを書いております。

ブログ旅完結。

f:id:gavangavan:20140329015512j:plain:right,w350みなさん、最終回見て頂いてありがとうございました!!
最後のブログを書かせてもらいたいと思います。
先ほどの放送で衝撃的な情報がありました。
なんとロケみつ ザ・ワールドは終了しますが
ロケみつ フライデーという名前で木曜日から金曜日に
生まれかわります
f:id:gavangavan:20140329015952p:plain:w350,right
(中略)

しかも私も今までと形を変えて参加させて貰えるそうなんです
これも、みなさんからの番組に対する熱い気持ちがあったからこそなのだと思います。
なのでこれからもロケみつを宜しくお願いします。

さて、嬉しい反面5年半にも渡って
旅をし続けてきた生活とは本当にお別れです。
ここでドッキリがさらにあったりはしないんですよ。
でも本当にこの長い旅で得た物は大きかったです。
本当に本当に大きくて…
きっと人生観が変わるくらい私に大きな影響を及ぼしました。
人の暖かさ、新しいことにチャレンジする精神、ピンチを切り抜ける度胸
色々なことが昔の私からしたら別人になるくらい身に付いたと思います。

(中略)

ちょっと長いブログになりましたが
まだまだ話したいことはたくさんありますが…
なんか感極まってまとまらないことをパラパラと綴ってしまいそうなので
ここでやめときます…。

このブログは最後になりますが…
5年半読んで頂いて本当に本当にありがとうございました
みなさんのコメントで何度支えられたことか!!
辛いことがあれば
またこのブログを読み返したいと思います。
ロケみつ~フライデー~でお会いしましょう~
楽しい番組になればいいな~

ではいったんさようなら
みなさん今日はいい夢を見てください(^O^)おやすみなさい

ロケみつ | 目指せ!ポルトガル ヨーロッパ横断ブログ旅: それではみなさん…

丸2年続いた「目指せポルトガル!ヨーロッパ横断ブログ旅」は無事2014年3月28日のOAをもってゴールインとなりました。これをもって、本当に本当に、5年8ヶ月続いた桜 稲垣早希のブログ旅も終焉であります。

ブログ旅そのものについての私の感想や思いや意見などはこれまでのエントリに折に触れて書き連ねてきましたので、実はもうこれ以上あれこれと書くほどのものは残っていないのです。本来であれば2年前にこの結末にたどり着いていたはずでした。2年の間早よ終われ早よ終われと(正確には西日本横断の後半から)言い続けてきてようやく本懐を遂げたとも言えるのですが、いざこの旅ブログの最終エントリを目の前にしてみると、番組は終わっても旅ブログは続けていいんだけどとか無謀な要求をしてみたくもなるのです。それくらいに毎日毎日更新される旅ブログのエントリを読むことは、多くの視聴者のみなさんにとっても体に染み付いてしまうほどの日課になっていたのではないかと思います。それももう、更新されることはないのです。

もちろん引用しましたようにロケみつという冠のついた番組自体は、放送枠を変えて4月以降も存続します。30分枠に短縮ということで、出演者もいまのところ早希ちゃんしか告知されておらず、ロケみつの「みつ」はどうなるんだ?という八光さんの叫びもあったわけですがwガラリと内容を変えてのOAとなる模様ですロケみつ重大発表 | MBS。しかし、稲垣早希のブログ旅としては、事実上28日のOAが最終回でした。実際OAの最後にはこれまでOAされたたくさんのブログ旅シリーズがカーテンコールよろしくエンドロールに登場しました。ロケみつブログ旅としても間違いなく最終回であります。

ヨーロッパゴールについての感想としては、おそらく大半の視聴者のみなさんと同じではないかとおもいますが、実にあっさり淡白とした終わりだったな、というものにつきます。ただでさえこなすように旅が展開されていたところ、親玉引退後8/2のロケみつ:親玉引退!!ブログ旅がついに壊れてしまいました。 - gavangavanの日記はその傾向がさらに加速し、サイコロ、トルネード、宿探し、通過ポイント公表、達成と各イベントの尺は超絶短くなっていった流れからいって、こういうエンドになることは予想の範疇でもありました。これまでさんざ仕掛けや引掛けをやらかしてきたロケみつのことですから、そうはいってもなにか釣り針がしかけられているに違いないと、おそらく公開収録のNGKに詰めかけた観客の多くは予想(そして期待)していたと思いますが、ほぼそれは肩透かしを喰らう結果となりました。終了終了と煽った挙句の番組存続というオチについては発表時のエントリロケみつ重大発表!予想通り番組3月一杯で終了か。 - gavangavanの日記でも予想しておきましたが、まったくその想定内ということで、逆の意味での肩透かしともいえます。もっと凝ったことをやらかすにちがいないという視聴者側の期待は、製作側自らがハードルをあげまくってきたことによる自業自得でもあり致し方ないところかもしれません。しかしそれにしても、それならばそれで5年以上続いた看板コーナーの最終回にふさわしい演出が、もう少しあっても良かったのではないかという思いはぬぐいきれなかったというのが正直な感想なのです。

ひとつにはみやむーのいるオーストラリア・メルボルンへ行くという、当初の大目的への決着の欠如。これについては八光さんより舞台上でオーストラリア行き航空券の贈呈、という形でフォローされたのですが、ほんとに行くのかどうか現時点ではうやむやのままなわけで、なにか生煮えなまま放り出された感もあります。OAではカットされましたが、実際早希ちゃんご本人ですら「ホントにそれだけ?」と思ったのか

早「ちょっとまってください、中確認してもいいですか?」
(目録のなかをがさごそとあさる)
早「……あ、はい、だいじょぶです。いいです。」
観客「(ダダ滑りかっ←)」
というグダグダを展開せざるを得なかったという裏話もありました。多分中身は空っぽだったのでしょうが、なんか入れといたほうが面白かったのにその仕込みもなかったあたりが、前述のロケ展開の延長線上にそのまま乗っかっているわけで、その意味でも形式的整合性がとれているのです(全くうれしくありませんが)。

OAの内容は公開収録部分のかなりの部分がカットされた(シャンプーハットの二人はかなりツッコミをいれていたし、旅中のエピソードに関する話題などももうすこし披露されていた)以外は、Vの部分はほぼ当日会場で上映されたものと同じだったとおもいますが、会場で見ていても泣けるシーンというのはことごとく関西縦断あるいは四国一周でのシーンなのですよね。振り返るならばヨーロッパのシーンを多く出すべきなのですが、ニコラ編以外は実に見どころがないので、やはり過酷な旅ロケといえば関西縦断のシーンになってしまうのです。最初期の貧乏旅行、終盤6が出てゴール目前となったところからの和歌山帰還、四国一周足摺での大きな挫折とそこからの立ち直り(翌朝のシーンだけ今回もインサートされていた)、西日本における3連続1からの有馬強制送還。これらに匹敵するドラマティックなシーンが欠けたままのヨーロッパは、そのままのこじんまりとしたスケールのままゴールに至ることになったといえます。

その構造的理由についてはすでに前エントリ他で何度も詳述してきましたのでそちらを見ていただくほかありません8/2のロケみつ:親玉引退!!ブログ旅がついに壊れてしまいました。 - gavangavanの日記。ある意味終わらせ方を見失った番組のたどり着く末路であったということでしょう。それでも番組が本当に完全に終了する、ということであればまだしものカタルシスある演出が期待できたのかもしれないのですが、番組存続というオチが控えていたためにそれも封じられてしまいました。

ああ書こう書こうとすればするほど恨み事が増えていくのでもうよしましょう。ヨーロッパに突入したときに、親玉が引退したときに諦めたはずなのです。

そうはいっても、これで本当に我々の愛したブログ旅(あえてロケみつとはいうまい)はこれで終焉なのです。ここを出発点にして桜 稲垣早希がどう進んでいくのか、ここまで来てしまった我々にはこのあとの行く末も見ていく業を背負っているようなものなので(←大げさ)、なにかと心配にもなります。なにぶん自らブログ芸人と名乗ってブログを書き続けてきた方なのです。毎日更新するブログが無くなったことでどうアイデンティティを保つのか、それはそれで興味のわくところでもあります。新しい番組ではおそらく部分的にでもMCを担うことになるのか、しかし出来るのか?(←失礼も甚だしい)という疑念心配を抱かずにはおられないのが、まさに余計なお世話的心情であります。

関西圏MBSでは奇しくも同じ日に最終回を迎えたアニメ・キルラキル。主人公纏流子と桜 稲垣早希の共通項はともに物語上極めてシンボリックな「制服」を着ていることであります。しかし物語の終着地点での服の扱いが真逆なのがなんとも興味深いのです。流子の着ている意志を持った制服「鮮血」はクライマックスで流子を守って燃え尽きていきます。

鮮血「制服とは、卒業するものだ」

エンディング・エピローグでは流子はじめマコや皐月もこれから新しく始まる自分たちの希望と未来を象徴するようにそれぞれに私服で登場し、そして去っていきます。

一方でブログ旅の早希ちゃんは旅が終わっても相変わらずエヴァの制服を着ているのです。私はあるいはNGKの舞台上でアスカコスを脱ぐ展開があるかもとほんの少しですが予想していました。それは完全に外れに終わるのですが、かつて山口百恵が舞台にマイクを置いて去ったように、いつかどこかでアスカコスとの決別は必要なのだろうと確信しているので、その終わりをどこに設定するのかと考えた時に、一つの選択として今回のNGKはありだったのかとも思ったのでした。あるいは、芸としてのアスカコスはしれっと今後も続けるのだけれど、ブログ旅のアスカとしてはここで制服を脱ぐのだ、という演出はありだったかもしれず、蓋然性はこの上なく薄いなと自分でもよくよく自覚しながらも、どこかでそういう象徴的なシーンを期待してもしまうのです。西日本ゴールのエントリで私は「稲垣早希はいつも成長途上なのだ、その象徴としての制服姿は必然なのだ」との趣旨を述べましたおめでとう。そして3年8ヶ月分の、ありがとう。 - gavangavanの日記。その考えはいまでも変わらないのですが、あれから2年経ちました。「旅」からの旅立ちの時なのかもしれません。時まさに春、卒業のシーズンでもあるのですね。

いろいろな感慨に耽りつつ、とりあえずは次の言でこのエントリを締めくくりたいとおもいます。

纒流子のコスを全力でよろしくお願いします!(おいこら