gavangavanの日記

書きたいことを書いております。

TBS四国一周ブログ旅ゴール

今夜無事(なにが無事かわからんがw)TBSにて放送中だった四国一周ブログ旅がゴールしました。いまのところ本家MBSからの遅れは8ヶ月ほどということで、週2本を確実にこなしていっても追いつくまでは32週かかる計算ですから、冬になってもまだ追いついてないかも、というペースです。

追いつく必要があるかどうかよくわからないところもありますが、関東地区の視聴者からすれば早くおいついて関西および四国・中国地方の人たちとリアルタイムで楽しみたいのは間違いないでしょうね。しかし関東が追いついてくると旅ブログへのコメ数がまた爆発することにもなるので、ルール改正(覚醒モードか?)とかもあり得るので、番組進行と面白さのバランスを考えて悩ましいところでしょう>ロケみつスタッフ。

それはともかく、この半年ほど桜・稲垣早希のブログ旅からはじまって彼女のいろんなところでの露出を追いかけてきてみて、彼女の人と為みたいなものがほんの少しは見えてきたようにも思っていて、ああやっぱり追いかけてみてよかったなとおもっています。
彼女のコダワリ派な性格はすごく強い意思の現れなんでしょうね。イイとおもったものにとにかく近づいていきたい、なりきりたいという。はじめから多くの人に理解されているならそこまでこだわらなくても自分の立ち位置を自然に確保できるんだろうけど、そうでなかったら自分で足場に線をひいてそこに立とうとしないと立ってすらいられないわけで、マンガやアニメや絵書きにしても、ちょっと普通の人との立ち位置が違っていたことがあのコダワリをうんだのかもしれない。コダワルことで立つことができるというか。

コダワルということは、自分を通すことだから、それは周りを圧迫することと等価で、たって行くためにコダワリをとおすと周囲を圧迫していることを肌で感じながら生きてきたからこそ、自分でなんとかしよう、他人とのかかわりで負担をかけることを避けようとかなり強く意識してきたんじゃないか。彼女がいう「人見知り」というやや自嘲気味のセリフは、自分だけでなんとかすれば迷惑かけずにコダワッていけるから、というバーターのためのexcuseにも見える。

昔の彼女がどういう人だったかは想像するしかないのだけど、硬いタッチのする人だったんじゃないかという気がする。そういう人は距離感のある人との交渉ではある種の形態反射を身につけてたりするので、そういうのが今でも時々みえたりするから。

でもたぶんだけど、NSCはいって倫ちゃんとコンビ組んだところで変わったんだろうね。自分の内側に入り込んでくる人を許容できるようになったというか、多分誰でもは入れないんだけど倫ちゃんだけでもそこにはいれる、ってのは世界がかわったんじゃないかな。コダワリつづけながら人に頼ってもいいんじゃないかと思えたら、ずいぶん気持ちが楽になれると思う。

昔の桜ブログを読んでいても、倫ちゃんに追いつかないと、とかまだ足りてない、とか書いてあって、コダワリと自立の重しがしばらく残ってるのがなんとなくわかる。でも桜ブログで早希ちゃんの代わりに倫ちゃんが更新連投するあたりから、そういうはりつめたような硬さがすこしずつなくなっていくんだよね。

そういうプロセスがあって、ブログ旅の仕事に出会ったというのが彼女にとってもすごいタイミングのマジックというか、神の配剤な感じがする。ここでも、コダワリ(仕事)のためには他人に頼ってはいけない、っていうココロの硬さを、出逢ってたすけてくれた人達が、彼女の旅=人生を受容してくれたことで「ああ、頼ってもいいのかも」って方向に動かしてくれたんじゃないかと。

四国でも足摺岬の体験はそれを後押ししてくれたんだと思う。足摺のあとは関西縦断の最初にくらべてもずいぶん柔らかい感じに変わっているから。今日のゴール編でもメッセージを寄せてくれていた、足摺ホエールウォッチングのときの漁師さん。「頼れるときには頼って、甘えられるときには甘えなさい」ってあの言葉はほんとうに早希ちゃんの本質をみごとに表している、珠玉の名言だと思う。

だから、ブログ旅はリアルな彼女の生きていく過程にぴったりはめこまれたコアピースになっていて、だから見ている側にも素直に感動をくれるんだろね。この企画のモチーフにエヴァを持ってきたスタッフはどこまで見据えていたのかわからないけど、結果的にものすごい精度のマッチングを見たわけで、そういう意味でも神企画だったよね。

そうやってみてくると、ブログ旅は四国で完結している、と見ることもできるとおもっています。西日本はまだ半ばで、先週にはエライことになったけど(^^;)、体力的にしんどいことはあっても、精神的に追い込まれることはもうないと思う。「四国」前の稲垣早希と「四国」後の稲垣早希は連続してるけど同じところにはいないから。そして倫ちゃんも別の道を歩いているし。

逆説的だけど、いつでもつながっている確信と実感があるから離れられるわけで、だからこその倫ちゃんの桜卒業なのだと思う。「四国」以前の彼女ならこれはありえないとおもう。私が倫ちゃんをすごいなあとおもうのはそこなんでしょうね。芸能界にもどってきたらいいのに、とまではおもわないけど、知り合いには是非なりたいなあと思うので。

まあ、傍目に見た場合にそういう見方もできるというだけで、彼女にしてみればブログ旅の無茶さ加減はいいかげんにしてくれ、っていうところなので、これ以上エスカレートされたらたまったものではないとおもいますが(^^;)、これからもがんばっていく姿をみていきたいと思います。

でも仕事が爆発的に増えてしんどそうなのは確かですね。われわれがおいつけるくらいにしておいてもらえるとありがたいんですがね>よしもと。