3/10(土) FLY！〜平凡なキセキ〜初日舞台挨拶＠シネマート心斎橋にいってきたよ。
大阪の町工場で働くさえない工員とさえない宇宙人との友情と、それぞれの恋の行方を描いたヒューマン・ドラマ、映画『FLY！〜平凡なキセキ〜』が3月10日(土)に全国公開となり、シネマート大阪で舞台挨拶が行われました。さえない工員・平野満男を演じた『吉本新喜劇』座長・小籔千豊を筆頭に、満男の恋のお相手である相武紗季さんとその息子役の屋島昂太くん。さえない宇宙人・シカタ役の温水洋一さん。満男の妹を演じた桜 稲垣早希と同僚を演じた天竺鼠、そして近藤真広監督が登壇しました。
舞台挨拶ではまず、登壇者それぞれの挨拶がありました。
(中略)
桜 稲垣早希（満男の妹役）「私は小籔さんの妹役をやらせてもらっていて、出ているところはちょっとしかないんですが、ギャル役に初挑戦させていただきましので、もしよかったら、そういうところを注目して観ていただければと思います。お願いします」
(中略)
映画『FLY！〜平凡なキセキ〜』は、シネマート新宿、シネマート六本木、シネマート心斎橋ほか、全国の映画館で絶賛上映中です！ さえない地球人と宇宙人の奇妙なコンビが巻き起こす、せつなくもやさしい、恋と友情の物語をお楽しみください！
映画『FLY！〜平凡なキセキ〜』
http://fly-the-movie.com/
出演：小藪千豊／相武紗季／温水洋一／本仮屋ユイカ／川原克己(天竺鼠)／瀬下豊(天竺鼠)／内田滋／諏訪雅／赤松悠実／和泉大輔／屋島昂太(子役)／海原やすよ・ともこ／上野なつひ／桜 稲垣早希／島田一の介／紅萬子／後藤ひろひと／笹野高史／池乃めだか／なるみ／西田敏行／大杉漣
監督：近藤真広
脚本：上田誠・山脇唯(ヨーロッパ企画)
主題歌：斉藤和義「満男、飛ぶ」本日よりシネマート新宿、シネマート六本木、シネマート心斎橋、コロナシネマワールド他にて全国ロードショー
よしもとニュースセンター: 映画『FLY！～平凡なキセキ～』が公開！ 小籔千豊、桜 稲垣早希、天竺鼠らが初日舞台挨拶に登壇！
というわけでいってきました。この映画はちょうど１年前の沖縄国際映画祭（よしもと肝いりで毎年開催されている映画祭）で上映され、早希ちゃんもヒロインであるもう一人のさきちゃんこと相武紗季ちゃんとＷサキでレッドカーペットの上を歩いていたのが懐かしいですね沖縄国際映画祭でのインタビュー記事でてます。 - gavangavanの日記。
あのときはまさか一般公開が１年も後になるとは思ってなかったので、すっかりオクラ入りか？とか不埒な事を考えてしまってたのですが、ちゃんと公開にこぎつけました。
実際見てみても、出演者は相当に豪華です。ヒロインの相武ちゃんもそうですが、宇宙人役の温水さんも怪演ですしｗ、渋いバイプレーヤとして登場する笹野さんや大杉さんの存在はこの映画に深みを与えています。
舞台挨拶
心斎橋では監督と７人の出演者が登壇。司会者の紹介をうけてひとりずつ挨拶とエピソードの紹介など。そのあと司会者からの話題フリで各自もう１回ずつ話をする機会がありましたが、時間の制約かはたまたネタがないからか、女帝さまと天竺鼠・川原さんは発言機会もらえず。最初の挨拶での女帝さまのご発言内容は、上の記事にあるとおりですが、この話の前にこういうマクラがついていました。
早「皆さん朝早くから来て下さいましてありがとうございます♪。朝早起きして映画をみるというのは、きっと体にもいいと思うので、みなさん健康的だとおもいます、てへへへ」
健康的なのか？？？ｗｗ。んでもって、映画の内容関係ない！ｗｗｗ
僕はもう中段センターの席でくくくくくっと笑いをこらえるのに必死でしたが、舞台中央に立っている小藪座長にはみえてたらしく向こうも苦笑ｗ。もちっといろいろ話考えてきたほうがいんじゃないすかｗ。つか映画ちゃんと通してみたんだよね？オススメのシーンとか紹介してくれたらよかったんだけど。
早希ちゃんの役としては小藪さん演じる主役の実家のシーンだけで登場し、家族以外の他の人との絡みは皆無なので、ぶっちゃけストーリーには全く影響しません。むしろなんらかの事情で、あとからこの役をねじ込んだ形跡も感じられるくらいですが、まあそれはさておき。
舞台上はもちろんみな立ち姿なわけですが、相武ちゃんはピンヒール履いていてスラっとしてましたね。さすがという感じで。これがみれただけでもチケット代元とった←。女帝さまはそれほど高くはないヒールですが（パンプスかも？）それでご両人は同じくらいの背丈にみえますから、女帝さまやっぱり背高いほうですよね。で、立ち方がぜんぜん違うわけですよ。相武ちゃんは両足をすこし重ねる感じで足のラインが綺麗に伸びるように立ってます。女帝さまはいつもの足先を内側にしてズドーンと立ってますｗ。アスカコスじゃないんだからｗｗｗ。せっかくいいワンピ着てるんだから（けっこう珍しいテイストの服よねこれ）もちっと立ちを考えてみてもいんじゃね？とか思ったのでした。まあ比較対象が高すぎるんですが。
後半はなぜだか、小藪座長による新喜劇コケ方講座という、だれが見たいねん企画ｗ（しかも大阪やでここは）。とはいえ座長の説明はあんがい丁寧にわかりやすく説明してくれていて
小藪「オレなんか新人に説明するみたいにがっつりやってるな今ｗ」
というくらい。コケるときには音があったほうが派手なので、コケつついろんな小道具（ポコポコヘッドにつかうような）灰皿をわざと手でひっかけるとか、コケるのは他に任せて壁や椅子なんかを大きな音だして蹴っ飛ばすとかやるそうです。女性がスカートでコケると見えてしまうので（Wサキはワンピース）、完全にコケない前のめりバージョンがあるそうです。それでもコケないといけない場合は即座にスカートを太ももの間に挟んで足をとじたままこける、という高等テクニックもあるのだそうですｗｗｗ（そこまでするかｗ）。
実際寸劇をやって（相武ちゃんと子役の子が映画を見に来てチケットください、と窓口の小藪座長に頼んだら座長がボケて皆コケる）みんなでコケてました。早希ちゃんは前においたゴミ箱を派手に蹴っ飛ばしつつコケる、というパタンで、やたら遠くに飛ばしてましたが、アレは最前列の報道陣に当たらんかったんだろうかｗｗ。
映画本編鑑賞
引きつづいて報道関係者の写真セッションのあと皆さん退場になって、映画の上映スタートでした。内容についてはもちろん皆さん見て下さい、ということなんですが、面白かったです。エンタテインメントとしてよく出来てた映画だとおもいます。小難しいこと抜きに楽しめるとおもいます。テレビのプロデューサが監督なだけあって飽きさせない画面作りが行き届いています。
ストーリーはいろいろやはり構成を気にしてみてしまうのですが、いうとすれば、めぞん一刻＋オバQといった感じでしょうか。工場の工員立ちVS小藪さんの関係が小藪さんVS宇宙人の関係と重なるように配置されて話が展開するのですが、ここらへんはもうすこし練り込みがあってもよかったかも。
小藪さんは前半非常に無口で朴訥で真面目な工員を好演してたとおもいます。後半シナリオの関係上えらい饒舌になるので、そこからは地ですねｗ。もうひとつきっかけが欲しかった気がします。
相武ちゃんはやっぱり怒ってるシーンがいかにもですね。あれをやらせたくてのこの配役なんじゃないのかっという感じもします。本仮屋ユイカちゃんとのコントラストが出てました（直接対面シーンはないのですが）。
子役の屋島くんは結構いい味出てました。大阪弁でぐいぐいくる子供ってたしかにいるｗ。１年前の映画なので舞台挨拶した彼は随分大きくなってました。今後が楽しみだとも思います。
後半、笹野さんと大杉さんの絡みのシーンもいいシーンですね。渋みの効いた役者さん同士のサシの演技が非常に締まって見えました。もうすこし長く見ていたかった気もします。
まだ言いたいこともあるのですが、ネタバレは控えましょう。皆さん１度御覧くださいませ。
